多目的パターン・フィッティングシステムRIETAN-2000ユーザーガイド

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この記事（図5，表1，引用文献42を含む）は

泉 富士夫,“多目的パターン・フィッティングシステムRIETAN-2000ユーザーガイド,”理学電機ジャーナル, 31, No. 2 (2000) 17-29.

に掲載されました．Webでの公開を許可していただいた理学電機に深く感謝します．

本記事は，RIETAN-2000を使うにあたって直接役立つ，重要な情報を提供することを目指して執筆しました．具体的には，(a) 回折強度の計算法，(b) Le Bail法，(c) 入力ファイルのプリプロセッサーNew Tinkについて詳しく書きました．

本音を言わせてもらえば，RIETAN-2000のリリース直前の時期に急き込んで執筆したこの記事には，本来ならマニュアルに記載するべきことをあえて投入したというのが実状です．序言と結言が比較的短く，無愛想で切迫した文体で綴られているのはそのためです．全体に渡って，私の文章に特有の，ユーモラスでとぼけたところがすっかり影を潜めています．要するに，エンターテインメント性の欠如した実用一点張りの文書 --- ということです．たまには，こういう変わり種もいいでしょう．

なお，このPDF文書では，出版された記事に含まれていた多くの誤りを修正したことをお断りしておきます．