破局前夜が新生前夜となる
戦争前夜が解放前夜となる
その希な望みを、私たちは棄てない。

特定非営利活動法人 前夜
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06/9/12   English  Korean
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イベント最新情報


《2006サマーセミナーは終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。》

前夜サマーセミナー2006 文化と抵抗

「講師や参加者とじっくり話し合える」と好評のサマーセミナー、今年も開講します。
「文化」の諸相を根底から考えることで、私たちの現実を批判的に問いなおし、新しい文化創造の道をさぐっていきたいと思います。
 季刊『前夜』本誌の執筆者などを講師に迎え、作品上映などを交えながらセミナーをすすめます。ぜひご参加ください。

●日時 2006年8月11日(金)・12日(土)・13日(日) 2泊3日

●場所 大学セミナーハウス(東京・八王子)

●参加費
2泊3日 一般・リーダーズ 35,000円 前夜レギュラー・サポーター会員、学生 30,000円
1泊2日 一般・リーダーズ 25,000円 前夜レギュラー・サポーター会員、学生 20,000円
日帰り 一般・リーダーズ 10,000円 前夜レギュラー・サポーター会員、学生 7,000円
各講座  一般・リーダーズ 3,000円 前夜レギュラー・サポーター会員、学生 2,500円
※ただし、食事代などは含みません。食事をされる場合は実費をいただきます。
※13日(日)は午前・午後それぞれ1講座となります。
 (参加費には食費、宿泊費なども含まれます)

 

かかかか

●主な予定 *時間等は若干変更する可能性もあります。お問い合わせください。

8月11日(金)
14:45 開講式&オリエンテーション
15:00~17:00 金惠信 妓生(キーセン)をめぐる言説と表象

植民地期の韓国における妓生をめぐる言説と視覚表象の分析をとおして、帝国の植民地支配空間で構築されたまなざしを検証する。

◆キム・ヘシン
韓国・朝鮮近現代美術史/視覚文化。著書に『韓国近代美術研究――植民地期「朝鮮美術展覧会」に見る異文化支配と文化表象』
*季刊『前夜』に「植民地主義のイコン」を連載。

19:30~21:30 君塚仁彦 なぜ『歴史を逆なでする博物館』なのか 1.隠蔽と表象

植民地主義によるさまざまな被害・抵抗の歴史を抹殺する動きが強まっている。そのような暴力に文化的手段で抵抗する拠点、それが「歴史を逆なでする博物館」である。セミナーでは、「隠蔽と表象」「植民地主義と抵抗」という2つの視点から、その存在意義をとらえ、抵抗手段としての存在意味への理解を深めてゆきます。

◆きみづか・よしひこ
植民地博物館論・人権博物館論。近著に『平和概念の再検討と戦争遺跡』、論文に「日本における戦争記憶の表象をめぐる諸問題――戦争博物館における展示を中心に」など。
*季刊『前夜』に「東北アジア・「歴史を逆なでする」博物館」を連載。

22:00~ 交流会
8月12日(土)
9:30~11:30 君塚仁彦  なぜ『歴史を逆なでする博物館』なのか 2.植民地主義と抵抗
15:00~17:00 阿満利麿 「幸徳事件(大逆事件)」とは何であったのか

1911年に幸徳秋水らが死刑の判決を受けた『幸徳事件』には、国家を相対化する宗教思想の可能性が含まれており、今もその意義は失われていない。日本近代宗教史はこの事件から始まる。

●あま・としまろ
日本宗教思想史。著書に『宗教は国家を超えられるか』、『日本人はなぜ無宗教なのか』など。
*季刊『前夜』7号に高橋哲哉との対談「国家と対峙する宗教は可能か」を掲載。

19:10~20:50 映画『ガーダ――パレスチナの詩』(古居みずえ監督作品)上映
21:10~22:40 古居みずえ 映画『ガーダ――パレスチナの詩』をめぐって

映画がどのような経緯でできあがったのか、パレスチナの女性たちはどんな日常生活をしているのか、などをめぐって、映画を観た人の感想を含めて参加者の質疑応答を行なう。

●ふるい・みずえ
フォトジャーナリスト。写真集『パレスチナ―瓦礫の中の女たち』など。ドキュメンタリー映画に『ガーダ――パレスチナの詩』(2006公開)。
*季刊『前夜』5号に「パレスチナ・故郷を追われた女たち」を執筆。

23:00~ 交流会
8月13日(日)
9:15~11:45 映画『不知火海』(土本典昭監督作品)上映
13:30~15:30 土本典昭 ドキュメンタリー映画の経験と展望―水俣と向き合った40年から

水俣病の公式確認から50年。記録映画作りをとおして出会った水俣の人々や歴史を振り返り、水俣の現在とドキュメンタリー映画の可能性を考える。

●つちもと・のりあき
記録映画作家。作品に、映画『水俣――患者さんとその世界』、『よみがえれカレーズ』ほか多数。著書に『逆境のなかの仕事』、『わが映画発見の旅――不知火海水俣病元年の記録』ほか。
*季刊『前夜』7号映像ガイドで土本典昭作品『不知火海』の紹介を掲載。

15:30~ 閉講式
16:00~ 大学セミナーハウス食堂にて交流会 (※土本さんも参加されます)

 ●参加申込について

・ 参加を希望される方は、前夜事務局まで参加申込書を御請求ください。

・ 参加費は郵便振替にてご入金ください。→ 口座番号:00150-4-389277 加入者名:前夜

・ 申込書のご提出と参加費の入金を確認できた時点で、申込手続きを完了とさせていただきます。

・ 締め切りは7月25日です。先着80名で受付を締め切らせていただきます。

●参加申込書はこちらからダウンロードできます。→申込書