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液晶ペンタブレット事例集 case study
【中部鋼鈑株式会社】 01/10
   
「製鉄メーカーの過酷な設置環境で、パソコンに不慣れなトラック運転手が利用し、
検収員が手書き伝票と同じ感覚で入力する積載物の検量・検収システムをペン入力で実現」
中部鋼鈑株式会社様は、スクラップから鉄の鋼板を電気炉で生産する会社です。
特に電気炉による厚板製造では、日本で唯一のメーカーです。
本社でもある名古屋市の工場において、ワコムの液晶ペンタブレットが活躍しています。製造管理部システム管理室主任の水谷功様と、開発を担当された東計電算様にお話を伺いました。
お話をうかがった水谷様
トラックがつく検量所
「工場ではスクラップを積んだトラックが入門する際にまず検量所で車輌重量を量り、係員が必要な事項を入力し伝票発行する入門受付の手続きを行います。そして工場内で検収員が検収受入作業を行った後、検収内容を伝票に記入します。最後に空のトラックが検量所に戻ってくると係員が検収内容を入力し検収伝票を発行するというのが一連の作業でした。ところが検量所で勤務していた方が退職されることになり、人を補充する変わりにシステム化で乗り切れないかという話となり、これが検量所の無人化によるシステム構築の契機となりました。」 (水谷様)
システム開発を担当した株式会社東計電算と昨年秋から開発に着手し本年4月に本稼動した「検量システム」では入力画面用にワコムの液晶ペンタブレットPL-500とPL-400が計4台導入されました。これによって検量・検収作業は次の通りに変わりました。
     
 
検量所にトラックが到着すると運転手が専用カードをシステムに通すことで納入業者の情報が自動的にシステムに入力されます。あとは運転手自身がペンで1回か2回タッチすることで入門受付の手続きが終わります。入力時間は1,2分でスピーディに行う事ができます。
   
     
 
工場内でスクラップを納品し終わると検収所で検収員のかたが納品物の検収情報を入力します。ここでもペンでメニューをタッチするだけで検収情報が入力されます。ここで特記事項がある場合、備考欄にペンで手書き文字や図を書き込みます。「今までの手書きのときにくらべて5倍くらい速くなった」と検収員の方はおっしゃっていました。
最後にトラックは再び検量所に戻ってきますが、ここでも運転手の方自身がペン操作により検収伝票発行を行います。トラックは昼夜時間を問わず入門しますが、無人の検量所で問題なく伝票発行が行えるようになりました。
「検収所で記入する項目に備考欄があります。せいぜい一行程度でまた常に書くものではありません。ただその時々に応じて特記事項などを書く必要がありましたのでこの部分のシステム化をどうしようかというのが一番頭を悩ませたところでした。従来のシステム化の考え方でいくと備考欄として20文字くらい枠を作っておいてそこにキーボードで入力させるということになるのですが、検収員の方にそれをお願いするとどうしても入力が億劫になってしまい備考欄に記入しなくなってしまうのではないか、またペンであれば文字以外の図や記号なども記入できるのではないかと考え、ペンで手書きで書くという入力システムを考えたわけです。
   
     
 
システム化の検討段階では音声入力とか、ワコムのIntuosのようなペンタブレットなども考えたのですがどうしても現場の方にとっての違和感をぬぐえなかった。そうしたときに液晶ペンタブレットの存在を知り早速試したところ現場の方もこれなら紙にペンで書くのと大差がないということで採用が決まりました。また、検量所では不特定多数の運転手が操作するわけですから、操作性を最も重視し銀行の現金預け払い機の様に誰でも簡単に操作できるという点から、やはりペンタブレットの採用が決まりました。また特に、画面設計においては必要な情報をわかりやすく表示して、ペンで操作しやすいようなメニューの配置や、ボタンを大きく入力しやすいように工夫しました。」(株式会社東計電算 製造システム営業部中部製造課 金澤寿直様)

「ペンを持つということが最初はとまどいがあった。立ち上げ時は1週間24時間体制でサポートしましたがペンを利用した操作に慣れてしまえばあとは特に問題もなく順調に稼動することができました。液晶ぺンタブレットによる入力方式を採用した検量システムは、当初想像した以上に検収員やトラックの運転手にスムースに受け入れられ好評であるため、今後工場のシステム化を進めていく上で活用される場面も多く出てくると思います。」と水谷様は語ってくださいました。

 

   
   
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名古屋市中川区小碓通5丁目1番地
日本国内で唯一、電気炉による鋼板の製造を行っており、建築構造用鋼板、溶接構造用鋼板のほか、レーザー切断用鋼板、被削性改良鋼板、高張力鋼板、縞鋼板など独自開発の製品も多く、それらは土木・建築用素材、各種産業機械などに使用されています。
     
 
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株式会社東計電算は、全国11箇所に拠点をもち業種別、業務別の、情報システムによるソリューションの提供、情報処理のアウトソーシング・ビジネス、ネットワークシステムの開発、運用という3つのコア・ビジネスを通じ、創業以来30年にわたり時代が求める情報サービスを提供しつづけています。
   
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